ワイヤレスイヤホン、とても便利ですよね。
ケーブルの煩わしさから開放されると、ここまで快適なのか。
ただスマホで音ゲーをやると遅延が気になります。
遅延の少ない商品を求めて買ったのが「Razer Hammerhead True Wireless」です。
※本記事はPixcel 4に接続した際の感想となります。
商品概要
商品名:Razer Hammerhead True Wireless
メーカー:Razer
連続再生時間:最大16時間
(ケースでの充電込み、単体だと約3時間)
充電時間:最大1.5時間
対応コーデック:SBC, AAC
通信方式:Bluetooth 5.0
形状:オープン型
防水:IPX4
色:ブラック、ピング、ホワイト
(僕が購入した2019年12月の発売当初は黒だけでしたが、後に追加されました。)
充電端子:USB Type C
価格:実売10,000円前後
公式サイトはこちら。


写真を見て分かる通り、何故かケースの左側に右耳用、右側に左耳用が格納されています。
何故なんですかね、これ。


本体の形状はAppleのAirPodsに似た、所謂「耳からうどん」タイプ。色が黒なのでうどんでは有りませんね。
好みが分かれる形状ですが、通信が安定するというメリットがあるらしいです。
オープン型のイヤホンで、付属品としてゴム製のカバーが付いてきます。
このままでも割と安定感があるため、僕はカバー無しで使用しています。
良い点
低遅延
本機はゲームモードを搭載しており、有効にすると遅延は60msとなります。
これはSBCやAAC対応の一般的なワイヤレスイヤホンと比較して半分以下の値です。
実際有効にして見ると、明らかに遅延が少ないです。動画の再生であればほぼ違和感なく使うことができます。
対応機種が豊富
低遅延のコーデックとしてaptX LLやadaptiveが挙げられますが、これらは対応機種が少ないという問題点があります。
一方、本機はスマートフォン側がBluetooth 5.0およびSBC, AACに対応していれば使用できます。
ゲームモードを使うために特別なコーデックに対応している必要もありません。
今使っているスマホですぐ使えるというのは大きなメリットです。
悪い点
音ゲーには厳しい
低遅延とはいえ、やはり音ゲーには厳しいです。
スクフェス、ガルパ、D4DJと試してみました。アプリによって差はあれど、どれもタップ音がズレます。
感覚的にほんの少しなんですが、音ゲーでは結構致命的。スクフェスのMaster譜面で例えると、ノーツをタップして次のノーツが来る頃に音がなるレベル。
とはいえ他のワイヤレスイヤホンよりはマシなので、頑張ればプレイできないことはないです。
僕は外でプレイするときはスタミナ消費と割り切って、遅延を受け入れながらプレイしてます。
ゲームモードに切り替えるのが面倒
このイヤホン買う人って大体が低遅延目当てだと思うんです。
が、低遅延になるゲームモードはデフォルトでオフ。切り替えても電源が切れる度にノーマルモードに戻ります。
また、ゲームモードに切り替えるための操作が「イヤホンを3回タップして長押し」で、地味に手間を要します。更に物理ボタンじゃなくタッチセンサーなので、手が乾燥してたりするとコマンドを認識してくれません。
ゲームモード固定にする設定もないため、毎度毎度3回タップするのは不便です。
バッテリーが持たない
トゥルーワイヤレスイヤホンのその特性上、どうしてもバッテリーが持ちません。
が、流石に3時間は短すぎる。
ケースで充電できるので通勤・通学にちょっと使う分には問題ないですが、一日外出する際は少し不安です。
僕はバンドリのライブで物販に並んだ際、途中でイヤホンの充電が切れました。
人混みでは切れる
人の多いところだと音声が一瞬途切れることがたまにあります。
混雑時の電車や、駅前などはデンジャラスです。
これはこの製品というより、ワイヤレスイヤホンの宿命とも言えます。無線である以上仕方がないですね。
まとめ
本機は確かに低遅延でしたが、僕の用途ではもう一歩というところでした。
ゲームモードに固定できない件といい、細かいところが惜しい。
とはいえ、音ゲー以外では満足に使用できますので日々愛用しています。
ワイヤレスで遅延がなくなる日は訪れるのでしょうか…。